[]結局は学校、仲間、先生が好きかどうか

. 忘れ物がなくなるのは、わたしはたいへんに嬉しい。 「自分で必要なものが分かるようになったね」 「自分できちんと、準備ができるようになったね」 「道具を忘れないと、やりやすいね」 「道具があると、便利だし、よく分かるね」 「よかったね!みんな、…

忘れ物がなくなる理由

. もし、仮に。 忘れものをなくしていくには、教師が忘れ物を 恥とし、 罰することでしか なくならない。 そう思い込まされているのだとしたら、かなりのエネルギーのロスかと思います。 まず、教室に、「恥の文化」が育ち始めるからです。 「あいつが忘れる…

困らないけど、いいですか

. タイトル再考しました。 やはり、自分はもう、叱る、叱らないについては、 見事なくらいあっさりと、関心が消えてしまった。 そんなのは、もう、当たり前。 叱らないのは、当然。 そこで、今の興味は、ちがうところにあります。 「困る」と「困らない」で…

忘れ物について

. 忘れ物を叱らないのに、なぜか忘れ物がほとんど無くなっていく。 もちろん、最初の頃は、忘れる子もいれば、しない子もいる。 わたしは正直言うと、忘れ物のことなど、指導したことが無い。 というか、私自身が困らないので・・・。 いや、指導したことが…

[]家庭訪問は学びの宝庫

. 親は本当にすごい。 子どもをすべて受容する。 家庭訪問でどの家庭で、どのご両親に会っても、頭が自然に下がる。 子どもは、この愛のなかで育まれている。 お母様のお話を短い時間に集中して聞かせていただく。 わたしはもちろん、正座。 これは、そうで…

新スタート!ブログのタイトルを変えました!

. 祝!リニューアル! 「叱らないでもいいですか」が、新しいステージへ進化します!! 本日より、当ブログのタイトルを変更します。 新タイトルは、 〜リーダーを応援!〜 叱らないでも だいじょうぶ! 遠慮がちにつぶやいてきた、これまでのタイトルから、…

教室に赤ちゃんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!

. 授業参観がありました。 中には、1歳にもならないくらいの赤ちゃんを連れて、授業参観に来る方もいる。 赤ちゃんを連れてくるの、全然問題ありません。 まったくOKです。 むしろ、わたしは赤ちゃんがくると、テンションが上がる。 授業中に赤ちゃんが泣…

1年生の順応性がすごい、という件

. 1年生になった子たちは、本当にすごいと思います。 これまでとはまったくちがう世界に飛び込んで、あっという間にあれこれとルールやしくみを理解し、すぐに順応していきます。 1年生の担任になった先生が、 「あの子たちが適応していこうとする力ってす…

怒声罵声はなぜ発生するか

. 運動会が近くなると、校庭に罵声がとぶようになる。 なぜか。 不安だからだ。 ピラミッドが完成せず、観客から 「あ〜・・・」 と言われるのが怖いのだ。 だから、罵声や怒声をひびかせ、子どもたちを有無を言わさずコントロールしよう、となる。 教師は、…

肝心なものは手に入れられない

. 運動会でうんと高いピラミッドが完成しても、なんだか中身がスカスカだと、後味が悪い。 校庭に、怒声罵声が響きわたり、嫌みや皮肉を言われまくって、子どもたちがげんなりした顔でつくったピラミッド。 親も先生も、後味が悪すぎて、感動も何もないもの…

「なんか、世の中、ずるいよね〜」

. 職場の親睦会(飲み会)がありました。 研究会や部会、学年会でまだお互いにほとんど話したことのない人がいる。 出会ってまだ2週間のお互いで、ちょっと懇親会、ということになった。 二次会で、複数の先生にさそわれて、岡崎市内の小さなお店に行きまし…

早口について

. テレビのお笑い番組。 商売柄、どんなふうに話を進めるか、どの程度話題を拡げるか、 芸人さんたちのトーク術など、気にして見ることが多い。 ふと気が付いた。 見ていると、芸人さんたちは、相当な早口(はやくち)だ。 まてよ・・・。こういう番組を、子…

[]不安も無く、困りもしない

. 「〇〇にならないかな、あの子どうなるんだろう、だいじょうぶかな、心配だな〜」 (ああ、そういうふうに不安になるのか) 「あの子、大丈夫だと思う?」 と聞かれたから、 「うん」 というと、 なんとも意外な表情で、あっけにとられたように、 「なんで…

[]教員のワーカホリック癖について

. 教員は、なにかを、やりすぎなのではないだろうか。 過剰に、やりすぎ、なのではないだろうか。 アルコールでも、塩分でも、過剰なのではないだろうか。 そして、いろいろなことを、気にしすぎなのではないだろうか。 さらには、働きすぎなのではないだろ…

本当の元気とみかけの元気

. よく、「元気な子」と言われる子がいます。 しょっ中、大声で騒いでる。 朝読書の時間も、隣の子になんやかんや、と話している。 そうじの時間も、ほうきをふりまわしながら、 友だちにちょっかいばかりかけている。 一方で・・・ 1年生の入学式で、拍手…

[]全員立ち上がってましたが・・・お説教でしたか?

. 職員室で、声をかけられた。 まだ学級開きの初日、である。 入学式や始業式があり、子どもたちとろくに話もしていない。 顔もまだひとりひとり、見たのか見ないのか、という感じ。 お互いにドキドキしている。 ある先生が、 「新間先生!先生のクラス、全…

[]もの隠しの場合〜叱らないでも〜

. いくら、行動面の指導をしても、それだけではダメだ。 伝えることを伝えておいても、「叱らないではいられない」 という場合もあるだろう。 たとえば、意地の悪いことをする子の場合。 友達の靴を隠したり、消しゴムを隠したり。 ノートを、自分で自宅に置…

・・・とは言っても、トラブルは起きる・・・

. 子どもを叱る場面は激減したが、 それでも『意地悪』は起きる。 わたしは、頭を整理してみた。 大人が子どもを叱る場面は、大きく2つに分けられる。 1) 行動面がマズイので叱る 具体例) ・静寂を求められる式典でうるさくしゃべるので叱られる。 ・練…

叱らないと決めたら・・・その2

. あまりの効果の高さに、わたしは驚愕し、これはいったいどういうことか、と解析にやっきとなった。 もしかすると、これまで大人が子どもを叱っていたのは、 ただ単に。 きちんと教えてなかったからではないか。 これは、もしそうだとすると、あまりにも巨…

叱らないと決めたら、教えることだらけ

. 叱らない、ということは、これは大変なことだ、とだんだん分かってきた。 子どもたちが、次の動きややることについて、きちんと分かっていないといけないからである。 分かっていないと、すぐに叱られてしまう。(他の先生に) そこで、前もって、十分に伝…

母性で学級を経営する

. 当時、わたしはあることを思っていた。 それは、母性で学級を経営する、ということだ。 別に母性と言っても父性と言ってもいいと思うが、わたしのイメージする「母性」でいくと、 「否定せず、ありのまま、そのままを受け入れるだけのあり様」 という、ご…

責めあうことのない社会づくり

. 教員になって、めざしたのは、「責めあうことのない社会をつくる」 これを、指示命令でもって、 「はい。責めあってはいけません!」 と指示をいくら出してもそうはならないだろう、という予感はあった。 「こら!そこ!!責めあうなと言っただろうがッ!…

[]ぶらり!富山の旅へ!

. 束の間の春休みだ、ということで、家族会議を開き、 「たった一日だ。しかし、長距離ドライブも可」 というと、嫁さまも息子たちもみんな興奮し、 さしみ!魚! とわめくので、富山へ行くことにした。 たちまち富山につくと、街の様子がおかしい。 なにが…

[]「うちの子、野菜を食べないんですけど、大丈夫でしょうか」

. 家庭訪問 ちぐはぐな会話・その1 「うちの子、野菜を食べないんですけど、大丈夫でしょうか」 「あ、そうですか。正直、あまり気にしていませんでしたが、なにか気になりますか?」 「給食の野菜を食べないので、前の先生から、よく叱られたそうで」 「ふ…

[]子どもにとっての『適温』

. 幼い頃、おじいさん、おばあさんを観察していると、 ぬるい感じ がしていた。 シュッとして、チャンとして、カチっとしているのが、自分のママなのだとしたら、 祖父や祖母の家にいくと、なんとなく感じる、「ぬるさ」。 そうじ機も、自分の住む家の掃除機…

[]私の住む、愛知県岡崎市のこと

. たまには、わたしの地元、岡崎のことを話そう。 わたしは岡崎で生まれ、ずっと地元で過ごしてきた。 (ま、ほんのちょっと、転職であちこち移動があったけど・・・) ともかく今は、岡崎市の教員である。 岡崎の良い所は、なんだかいろんなものが、 ちょう…

【学級経営】経営者は、困らない。

. 学級経営でも、会社経営でも、 困らない というのが、経営する人の大事な資質だと思う。 子どものことで、困らない。 社員のことで、困らない。 いつも、不安のない世界で生きている。 子どもにエネルギーをとられるような感覚があれば、それはオカシイ。 …

[]「責められないために、一生を費やす」の件

. 人は、責められないために、一生を費やして、終わる。 親に責められないように、〇〇しよう。 兄弟に責められないように、〇〇しよう。 友人に責められないように、〇〇しよう。 恋人に責められないように、〇〇しよう。 パートナーに責められないように、…

【学級崩壊】なぜしないのか その4

. わたしが受け持ったクラスは、前年度、学級崩壊してる、と言われていた。 だから、4月の最初に校長から、 「うまくいってないクラスだけど、あらま先生、なんとか頼むよ」 と言われた。 周囲の事情を知る先生たちも、 「たいへんなクラスみたいよ。あらま…

【学級崩壊】なぜしないのか その3

. 日本昔話には、おむすびころりん、というまことにSFチックな怪異譚がある。 ある爺さまが、偶然におむすびを穴に落としてしまい、追っかけているうちに地中のねずみの館につき、あれやこれやとしているうちに最後には大判小判を手に入れる。 ところが、…