[]【クラス編成】善良な子を集めるクラスは、なぜかうまくいかない件

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新学期からは、新しいクラス。

先生たちにとって、【クラス編成】はとても大きな仕事だ。



子どもたちの人間関係や成績、あらゆることを考慮に入れて、クラス分けをする。



ここに、面白い現象がある。



「ひとつのクラスに良い子ばかり集めると、なぜかうまくいかない」



いわゆる、いい子ばかり集めて学級をつくると、どうにもしっくりとしたいいクラスにならないらしい。

ベテランの先生ほど、このことを感じ取っているようだ。



最初はうまくいく気がする。

親切で、善良なクラスになる予感がある。

しかし、途中からなにか歯車がうまくいかなくなり、立て直すことに必死になる。

3学期が終わってみて、なんでもくろみ通りにならなかったのか、といぶかしく思う。



「こういうこと、わりと多いのよね」



ベテランの先生からそんな話を聞いて、不思議に思った。



ふーん・・・。

なんでだろうなぁ。









教師が「良い子」を選ぶようになると、地獄が始まる。



なぜでしょうねえ。

昔は分からんかった。

今は、少し、分かる気がする。









つまり、これはね、考える最初の点から、間違っているのだろうネ。

「いい子」を集めよう、というスタート地点が、地獄の思想なんじゃないかナ。



教師自ら、親切で善良でかしこい人間になりたいと思い、そういう人間が良いのだ、と思い、善良なクラスをめざしてしまう、そのこと自体に、間違いがあるのかも・・・。



実は、人間は、善良であってもよいが、善良でなくてもよいのでしょう。

善良であらんとする人が、善良でない(ということにされた人)を排除しようとしたところから、ボタンのかけちがいが始まる。



ラーメン好きは、ラーメン嫌いをけなしたい。

ラーメン嫌いは、ラーメン好きをけなしたい。

けなしてもいいけど、けなしている間は不幸がつきまとう、ということなんだろう。



そして、人は誰でも「けなし、けなされる」恐怖を欲してもいいのだけれど、その恐怖はいつか終わりの来るものなのだ。「やーめた」と言えば、すぐにでもやめられる。・・・映画と同じ、で。

↑実は、みーんな、このことを知ってる、と。







映画の『暗殺教室』が流行るのも、

遊園地では恐怖のジェットコースターが流行るのも、

世間で人をけなすのが流行るのも、

元はみんな、同じなんだろう。



みんな、後から、

「なーんちゃって」

といって、大安心したいのだ。



きっと、ネ。







写真は、ひよこが煉獄の窯で焼かれる恐怖の映像。



ひよこ焼き


ひよこ焼き2




あんまり、うまく、いかなかったネ・・・。(美味かったけど・・・)