[]悪循環から、抜け出すもの

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前回からの、つづきです。





こういうことを、つらつらと考えているうちに、学級でいろんな揉め事が起きる。





子ども同士で、相手を変えようとして頑張っていることがある。



大抵、正義ヅラして、相手の行動を非難する子がいるので、話を聞きます。



すると、なぜ相手が悪いか、という話しばっかりする。



長いから、



「で、きみは、どうしたいの」



というと、黙っているから、



「じゃ、◯◯くんに、どうしてほしかったの」



と助け舟を出すと、



「ねんどをさわってほしくなかった」



という。



「ぼくのねんどを、大事にして欲しかったのね」



確認すると、うなずいて、そうだ、そうだ、という。



「ねんどもそうだけど、◯◯くんに、もっとやさしくしてほしいのね」



というと、確信的にうなずきます。







で、やさしくしてくれない、と思うから、苦しかったんだね。



なんで、ぼくにやさしくしてくれないんだ、となった。



そう思うと、なおさら、苦しい。







で、苦しいのは、相手のせいだと思うから、ますます苦しくなる。



苦しいからなおまた、相手を変えたくなって、なおのこと、苦しくなる。





悪循環。



この、悪循環から、抜け出すものはなにか。







さらに、つづく。





子どもとは