[]人間は、そうやって、最初から、生まれついている

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前回からの、つづきです。







人の怒りが向いているのは、相手の方向ではない。

相手に、向けられているのではない。





なぜ、相手に対してではないか。













実は、人間は、相手の真意がよくわかったり、見えてきたりした瞬間、スッと怒りが溶けてしまう、ということがあるでしょう。



あっ、と思った瞬間、憑き物のような怒りが、姿を消してしまう。





・・・ということは・・・



つまり、相手が憎いのではないのね。



こっちが、そこまでして 「相手との間に、関係をむすびたがっている」状態だけど、



相手に関係なく、自分の側の話、というだけね。





相手は無関係。



あくまでもこっちサイドで、



こっちが、

「小人のいうことがスッと聴けなかった」

だけだ。








本当は、ひとは、



相手に対して、

怒っているわけじゃ、

ない。










これ、人の心がそうなってる。



ということは、



人間の心が、そうと教えてくれてるとしか、思えないの。



それを教えてくれる、ひとの心の中の作用。



自分の心の中の、働き。







心は、そうやって、

作用するように、なってるようだ。



どうやら、人間は、最初から、そのように生まれついている、ようで・・・。







つづく。



冬を越したヒメオドリコ2