[]【小学生の心理学】なんで嫌いな子のことが気になるのか

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嫌いな子のことが、気になって、気になって、仕方がない。



喧嘩した時のことが、心の重荷になって、仕方がない。



どうやら、そうしたものらしい。

無理もない。

それが、人間なのだ。



だから、この「人間らしさ」を知ることで、本当に人間らしい、とはどういうことか、分かっていくと思う。

分かっていけば、人間らしい暮らし、人間らしい生活、人間にとって無理のない社会を考えていけるはず。



道徳とは、つまりはそういう教科なんだろうと思う。

だれにとっても、どの人にとっても、無理のない社会を考えるための教科が、道徳である。

子どもたちにとって、その「無理を押し付け合わない」お互いになることが大事。

そうしたお互いに育ちあうための授業が必要なのだろう。







嫌いな子が気になるのは、どうしてだろう。

これも、「気になってはいけない」というものではないし、反省を求めているのでもない。

純粋に、心の泉を、しーんとして、しずかに観察してみることが何よりも大切なこと。

揺れ動いているとしたら、どんなふうに。

なにが動いているのか、何によっての作用なのか、波はどこからくるのか。



波立っていけない、というふうにするから、道徳が窮屈になる。

これまでの「道徳風授業」からは、脱しなければならない。





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