[]【小学生の心理学】カエルが気になる

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好きな人のことを考えると、夜も眠れない。

憎っくき仇(かたき)のことを考えると、夜も眠れない。

好きも憎いも、眠れないという点で、同質である。







ところで。

急に、カエルの話でごめんなさい。



私はカエル、大好き。

雨の日は、葉っぱの裏を、探したくなる。

カエルは、なんだかとても、ユーモラスでかわいい、と思う。

雨水に濡れた、土の上、岩の陰、建物の柱の蔭を、あちこち探していることがある。



そして、案の定、飴色に光った石の翳に、冷たい色をした薄いグリーンのアマガエルが見つかると、



「かわいいの、みっけた!」



と心を躍らせる。







一方、嫁様は、カエルが嫌いである。



で、行動パターンは、ほぼ同じだ。



カエルがいないかと思って、彼女もまた、



雨の日は、葉っぱの裏を、探している。

土の上、岩の陰、建物の柱の蔭を、こわごわと探している。



そして案の定、飴色に光った石の翳に、冷たい色をした薄いグリーンの身体が見つかると、



「あっ!!こんなとこにいた!!きもちわるっ!」



と大声をあげる。





ことほどかように、好きと嫌いは、同質である。



どうも、心の作用としては、かなり、かなり、同じ道のものだという気がする。





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