[]餃子じゃんけんはなぜ盛り上がるのか

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うっとうしい、うだるような暑さがつづく。



湿度が高く、教室の中にいるだけで汗をかく。



「先生〜・・・学校にクーラーないの〜・・・」





そこで、帰りの会を早めにサクッと終わらせて、なんとか暑さを吹き飛ばします。



名づけて、餃子じゃんけん





パー ⇒ 餃子の皮



チョキ ⇒ ニラ



グー ⇒ 肉








かならず、三人がひと組になってやります。



「餃子ーじゃんけん、じゃんけん、ホイ!」



三人が何を出したか、結果を見る。



1) パー、チョキ、グーがすべて出た場合。



「餃子、いっちょうあがりィィィ!!!」



と全員で叫んで、別の人と組んでさらにじゃんけんを続ける。



2) パーだけが無かった場合。



「皮が、なぁいィィィィ!!」



と、全員でいかにも残念そうに叫んで、別の人と組んでさらにじゃんけんを続ける。



3) チョキだけが無かった場合。



「ニラが、なぁいィィィィ!!」



と、全員でいかにも残念そうに叫んで、別の人と組んでさらにじゃんけんを続ける。



4) グーだけが無かった場合。



「肉が、なぁいィィィィ!!」



と、全員でいかにも残念そうに叫んで、別の人と組んでさらにじゃんけんを続ける。



5) パーだけしかない場合。



「皮しか、なぁいィィィィ!!」



6) チョキだけ ⇒ 「ニラしか、なぁいィィィィ!!」

7) グーだけ ⇒ 「肉しか、なぁいィィィィ!!」








これを、男女を必ずとりまぜることを条件に、1分間行う。



最後に、クラス中で確認。



一丁上がり!!と餃子が焼けた回数を競う。





これが、蒸し暑い、不快指数の高い日ほど、やけくそになっているのかどうか、

妙に盛り上がるんですよ。



うだるような午後3時ごろ、窓からなんの微風も吹かず、

じっとりと肌にまとわりつくような酷暑のけだるい中を、

ビールを飲みたいのをじっと我慢しながら、



「さああああ!!お待たせしております!!餃子の王将が開店です!!!!」



と叫ぶと、クラス全員が目をギラギラさせながら、



「おっしゃああああああ!!!!」


と立ち上がる。







・・・変でしょうか。





ぎょうざ