[]ウォッカの国からやってくる人たち

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駅のキオスクで、2mくらいの白人男がしゃべってた。

レジのおばちゃんに、外国語で質問。

「Вы продаете водку? 」

おばちゃん「(?)なんでしょう?」

「Или это - только пиво?」

おばちゃん「(?)ごめん、わからんよ」



男が、ビールなど酒類の棚を指していろいろ語るので、おばちゃん、

「ああ、ウォッカね、ありませんね。この店はビールだけ。ごめんよー。」

といって、困惑した表情になる。

「ビール、ぜんぶ、ビール。麒麟、アサヒ、ね。みんなビールよ」



おばちゃん、ウォッカ、という単語だけ、ちゃんと聞き取った。次の番に並んでた私は、ちっとも分からんかった。おばちゃん、偉いね〜(感心)。





彼がロシア人かどうかはともかく、日本へロシアの人の観光が増えているらしい。

近いからね。無理もない。来たくなるよ。円安だし。

これからの時代、日本のキオスクにも、どんどんウォッカを置くようになるな、たぶん・・・。







以前、ロシア人との混血、4世代目の子(4th. generation)がクラスに居た。

クラスに居るということはかなり大きなことで、

クラス全員が、ロシアに親しみを感じるようになった。

低学年だったから、みんな反応が素のままで、



「わー、ロシアと日本、近いねえ。よかった〜」



という感じ。

その子のお母さんが、ロシアのいろいろな情報を、折々に教えてくれたおかげでもある。

ロシアの食べ物を、クラスに紹介してくれたしネ。



わたしは当時、クラスの子どもたちと共に、ロシアの国について学習した。

日本が逆さに見える地図をつかった。

ロシアという大国からみるとこう見える、という授業だ。

すると、ロシアが太平洋を見るときに、日本が見える。

手前の方にちょっと、弓なりに見える。

この、小さな細い島が日本だ、ということが分かる。



ロシアは、日本と本当にご近所だ。

お隣の国、ということが、地図を逆さにしただけで、妙に実感をともなって、感じられてくる。



アメリカから日本を見たらどうか。

北極を中心にみると、アメリカからだと、日本はロシアの向こう側にへばりついた国だ。国連の旗をみると、よく分かる。

赤色の〇⇒ニューヨーク

青色の〇⇒日本

オレンジ⇒ロシア
この、国連の旗地図を見るだけでも、イメージが随分、違ってくる。



TPPについて調べた時も、これを使った。【環太平洋】というのが、とてつもない遠距離恋愛だということを感じるね。

アメリカから日本を見ると