[]「ないしょ話禁止法案」はクラス内に悲劇を生む!

1年生だから、なにをやっても楽しいですが、



最近は、



「ひそひそ話」



が楽しいです。





「ひそひそ話で教えて!」



といって、黒板の前に出てこさせ、



かがんだ私の耳をみせると、



みんな、得意がって、わたしの耳に口を近づけて、



「あのね、ごにょごにょごにょ・・・」









のこった子は、ほぼ全員、黙ります。



これが面白くて。



どうして、人間は、こういう発表の仕方をしている人をみると、



黙って、しげしげと、見るのだろう。



みんな黙って、見ているのです。



前に出ていった子が、言い終わって満足し、



私から離れて、自分の席にもどるまで、見届けるのです。







おそらく、人間の心理というのは、かなり単純なのでしょう。



隠すと、「見せて!」というのです。



そして、



「ほら、見てみて!これ、すごいんだから!」



と言うと、



「怪しいな」




と用心されてしまうのです。





これは、人間の心理の、おもしろい法則のように思います。









ところで、こういった場合に、気を付けなければならないのは・・・