先生が出張だって!(居ない日に態度の変わる子)

研修その他で、出張する日もあります。



教員の研修は昔と比べて、比較にならないくらいに多くなりました。



教員が研修を受けている、と聞くと、多くの人は



「そりゃ、いいこったね」



と思うでしょう。



教員の不祥事がマスコミをにぎわせている昨今、



「ちっとは、先生たちにも、勉強してもらわんと」




という世論が、後押ししているのでしょう。研修機会がぐん、と増えました。









ところが、わたしが出張すると・・・・・・



「新間先生、出張多くない?」



「やめてもらいたいよね、なんで1年生の先生が出張ばかりなの。子どもをほっとかないでほしい」



という声も、ちらほら。



そうですよねえ、出張で補てんの先生が入る、という状況が、常にあればいいですが、現場は慢性的な人手不足。別の職員が補てんに入ることのできる大きな学校(職員数がもとより多い学校とか、都心部で非常勤の先生をたくさん抱えている少数の学校など)もありますが、日本全国を俯瞰してみれば、そうした恵まれた学校はごくごく一部。実際は、補てんに入ることのできない学校が、ふつうです。



私が出張すると、代わりに入った非常勤の先生が「ねんどあそび」をさせている、という程度のことになる場合もある。



したがって、保護者の間では、



「先生の研修も結構だけど、ともかくもうちの子だけは、しっかりとみてほしい」




と思うのも無理はない。



「先生、勉強熱心なのは分かるけど、出張は最低限にしてくださいよ」



ということを、目の前で直(じか)におっしゃる方も、いらっしゃいます。







さ、わたしが教室にいないので、非常勤の先生が、代わりにクラスに来てくださいます。



そのとき、子どもの様子はどうでしょうか。



そこに、なにが見えてくるかと言うと・・・。