いちばん面白かった授業 その3

いよいよ卒業間近。

クラスの雰囲気は、さらにしっとり。

一日一日を、惜しみながら送っている感じ。



昨日、一人の子が、咳をしていて、途中で早めに帰宅することになった。

熱はないものの、しんどいし、おなかも痛い、というので。

保健室の先生から、

「ベッドで休ませています。これから帰宅させますね」

と連絡が入る。



すると、別の子が準備してくれた。

昼休み、遊びに行く約束をしていた子が、それをわざわざキャンセルしてまで。

自分が保健室へ、ランドセルなどの荷物を届けに行く、と。

友達がすぐに下校できるように。

別のもう一人が、明日の時間割の連絡など、メモ書きしたものを用意してくれている。

保健室で休んでいる子は、すぐに友達が動いてくれて、ホッとしているだろう。





 ↑ こんなことくらい、6年生ともなれば当たり前だという人もいる。



だけど、やっぱり、友達を慮る気持ちが、なんとも言えず、味わい深い。

お互いの間柄を、もう一度、確認しあっているような気がして、なんだか子どもたちがみんな、頼もしく見えてくる。





愛知県にも雪が降った日




さて、前回からのつづき。